【教育】アメリカでは学校図書館から特定の本を禁止する運動が活発化している
日本において学校の図書館というのは、学校教育をより充実させるものとして位置づけられ、小中高に置いてその設置が義務づけられている(学校図書館法参照)。おそらくその趣旨は世界的に普遍であると思われるが、言い換えれば図書館は学校教育の場の1つである以上、そこは単に一般的な図書館の小型版というよりも生徒達の教育ニーズに則したものであることが求められる。そうすると、明らかに教育的ではない本というわけではなくても、教育ニーズに対する価値観の違いにより、ある本について、”学校図書館の蔵書にふさわしい/ふさわしくない”と意見が相違する場合も出てくるだろう。そしてどうやらアメリカでは今その意見の相違が激化しているようなのだ。