ゴルクムの聖殉教者 Sts. Martyres Gorcomienses
ゴルクムの聖殉教者Sts.MartyresGorcomienses記念日7月10日オランダはもとドイツ帝国の一部で、それからスペインの領土となったが、その頃住民の一部はカルヴィンの異端に迷わされ、国の独立を計って反乱を起こした。これは政治上の争いでもあり、同時に宗教上の争いであったとも言えよう。何となれば叛軍の大部分はカルヴィン教徒であるのに、カトリック教徒はいずれも国王方であったからである。戦争の結果はカルヴィン派が勝利を得、その後長くカトリック側を圧迫した。否、この圧迫は、既に右の戦争中から始められ、カルヴィン派側の手中に帰した地方のカトリックで、棄教を肯じぬ者は少なからず殺戮された。有名なゴルクムの聖殉教者もその時の犠牲に他ならぬ。ゴルクムの聖殉教者と呼ばれるのは総数19人で、内11人はフランシスコ...ゴルクムの聖殉教者Sts.MartyresGorcomienses