アンリ、シャルル、アンリ、シャルル、たまにルイ。。。名前が混乱する! 英国との百年戦争がメインのヴァロア朝を描く―『ヴァロア朝 フランス王朝史2』著:佐藤賢一
概要 フランスの中世の歴史、なかでもヴァロア朝を扱っています。 教科書的な事実の羅列ではなくお話であるので、楽しく読めます。他方で、当時のヨーロッパを共通して起こった事象(例えばペストとか、あるいは宗教改革とか)に関しては多くを触れていません。ですので、ビギナー向けの新書というより、あくまでフランス史を集中して知りたいという方にお勧めのややマニアックな作品だと思います。 扱うのは主に百年戦争とイタリア戦争の時代 世界史特訓中につき購入しました。 前作カペー朝に続き、ヴァロア朝でも王様たちの功績をヒストリカルに扱います。これを縦糸と例えますと、並行するようにおこった百年戦争とイタリア戦争をメイン…