自由詩 No.192
○金曜日の朝、通勤 『西南にYelang(夜郎)という国あり』 前漢、武帝の頃、 西南にYelang(夜郎)という国あり 武帝、使者を使わす 使者はいう、頭を垂れ、朝貢するがよい 王はいう、漢王朝何もぞ、わが国は独立国である 使者はいう、王よ、余りにも世の中を知らなさ過ぎる 王はいう、武帝の使者とやら、お主らこそ、わが国を知らなさ過ぎる 使者はいう、弓矢を交えることになるが、よろしいか 王はいう、勿論だ 使者、武帝にありのままを報告する 武帝はいう、隴西の太守、李広に夜郎国を攻めさせよ 降伏せぬのであれば、国ごと滅ぼしてしまえ こうして李広将軍は2万の軍勢をもって、夜郎国を包囲する Yelan…