指月慧印禅師『不能説語録』写本について
ひょんなことから、江戸時代の洞門学僧・指月慧印禅師に係る『不能説語録』写本を入手した。なお、タイトルは表紙に書かれた『不能説語録』とはしたが、指月禅師に関わるものであれば、『不能語語録』ではないのかな?とは思う。しかし、明らかに『不能説語録』と読める表題なので、これはこのまま受け取るしかない。それで、本書の中には、従来の先行研究で記載されていないものがあったように思うので、この記事で簡単に紹介し、今後拙ブログ(や実世界の論文)で活用していきたい。一、冊数1冊一、料紙楮紙一、大きさ縦19.5㎝×横13.7㎝一、装丁袋綴一、題目外題不能説語録内題洞山高祖辞北堂書・頌二首・後寄北堂書・頌・附孃回書自誡・規誡・王子頌五首(誕生・朝生・末生・化生・内生)指月老人為雄山侍者裁縫七條其詞云不能語参請十玄談一、枚数本文31丁一...指月慧印禅師『不能説語録』写本について