式叉摩那の位置付けについて
式叉摩那については、【拙Wikiの説明】をご覧いただければ良いと思う。それで、何故、女性の出家者である沙弥尼にのみ式叉摩那が用意されているのは、女性への差別的な配慮なのではないか?という意見もあるのかも知れない。だが、拙僧も以前、その辺を学生の頃に習った限りでは、理由があったということだった。それで、関連して以下の一節を見出したので、学んでおきたい。式叉摩那、六法を二歳受く。問うて曰く、沙弥十戒、便ち具足戒を受く。比丘尼法中、何を以てか式叉摩那有りて、然る後に具足戒を受けるを得んや。答えて曰く、仏在世時、一りの長者の婦有り、懐妊を覚えず、出家して具足戒を受く。其の後、身に大転現ず。諸もろの長者、比丘を譏嫌す。因りて此れ制して二歳の学戒有りて、六法を受けて、然る後に具足戒を受く。『大智度論』巻13「釈初品中讃尸羅...式叉摩那の位置付けについて