鈴木牧之『北越雪譜』に見る『血脈』の功徳について
小学生の頃、『まんが日本の歴史』(どこの出版社だったかな?小学館だったかな?)の中に、鈴木牧之『北越雪譜』編集の逸話が記されていて、当然に知っていたし、気にもなっていたが、まさか拙僧自身の研究などに関わってくるとは思っていなかった。しかし、岩波文庫(黄本)で出ていることは知っていて、購入してみた。そこで、早速読んでいたところ、『血脈』の功徳について書かれていたので、それを採り上げたい。なお、著者の鈴木牧之の生没年は1770~1842年であるので、江戸時代中後期の人である。『北越雪譜』は1837~41年に刊行されるのだが、この刊行に至る過程というのが、一大物語なのである。江戸時代の各出版人同士の駆け引き、その間で翻弄される著者牧之という構図は中々に面白い。ただし、本書には曹洞宗を始めとする越後(現在の新潟県)の諸...鈴木牧之『北越雪譜』に見る『血脈』の功徳について