絵を「観ている」一日 [空想の森アートコレクティブ展<´24-1>]―(3)【空想の森から<171>】
満開の桜の花の下で寝転ぶ。遅咲きの山桜の花が散り始め、染井吉野が開花期を迎えたのだ。ほのかな草の香に花の香りが混じっている。背中を伝わってくるのは、春の大地の暖かさだ。降り注いでくる花びらが、その下に埋まっている死体を装飾しているとも、この花の下で死にたいとも思わないが、桜の花は明朗な幻想の世界に誘う魔力を秘めているようだ。開花前の、蕾を一杯に付けた枝を一枝いただき、絹布を染めると花びらと同色に染まり、定着する。ふわりとその布を身に纏ったような感触を残して、古い教会を改装したギャラリーへ行く。そして、展示されている絵を、一枚一枚、見る。絵を見るという行為は、その絵に描かれている何事かを感受し、作者の心意に触れ、さらにそこから芸術という秘儀(あるいは神秘世界)へと踏み込む一歩なのだ。私たちの世代の画家たちが...絵を「観ている」一日[空想の森アートコレクティブ展<´24-1>]―(3)【空想の森から<171>】
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 紀伊半島に人が住み始めたのは3万年前の旧石器時代のことで、その後の縄文時代の頃にはほぼ今の地形が出来上がっていたようです。 《4》東から西から 上は今回の紀伊風土記の丘
絵が「わかる」ということ [空想の森アートコレクティブ展<´24-1>]-(2)【空想の森から<170>】
絵が「わかる」ということ[空想の森アートコレクティブ展<´24-1>]-(2)【空想の森から<170>】
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