「報い」のお話し
「報い(むくい)」は、広辞苑によると次の3つの意味があります。 ①善行や悪業の結果として自分の身に受ける事柄(返報)。 ②善悪因果の応報。 ③仕返し。 ある行為の結果として、身にはね返ってくる事柄のことで、善悪いずれについて「報い」はありますが、現在では悪い行為の結果についていうことが多いようです。聖書には、旧約聖書にも新約聖書にも「報い」についての聖句(イエス・キリストの言葉・聖書の言葉)がたくさんありますが、次の2つの聖句を掲載いたします。 ◯新約聖書:コロサイの人々への手紙:第3章・第25節 「不正を行う者は、自分の行った不正に対して報いを受けるであろう。それには差別扱いはない。」 この聖句は不正という悪業の結果として、自分の身に報いを受けることになり、それには差別扱いはないということです。悪行の因果応報ですね。その報いとは、自分も不正の被害に遭うという報いであった..