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宗教の記事

2021年06月 (51件〜100件)

  • #気分
  • #セラピスト
  • 2021/06/11 08:59
    大乘寺式授戒会作法に於ける「七衆一羯磨」の根拠について

    江戸時代に加賀大乘寺26世の月舟宗胡禅師(1618~1696)が再興した禅戒会について、その実態としては『仏祖正伝菩薩戒作法』を用いた登壇受戒と『血脈』授与が大きかったと、法嗣で同寺27世の卍山道白禅師(1636~1715)以下、その法系に連なる方々が評した。なお、月舟禅師ご自身の授戒会作法の詳細は知られないが、大乘寺で参学したとされる指月慧印禅師に『開戒会焼香侍者指揮』(『続曹全』「清規」巻所収)が残り、作法の大部分が知られるようになった。仮にその作法を「大乘寺式授戒会作法」と呼んでおく。なお、同作法は少しずつの改変をしつつ、現代まで宗門授戒会の基本となっている。ところで、同作法には批判も存在し、例えば、面山瑞方禅師などは、『若州永福和尚説戒』坤巻「加行の因縁」項(『曹全』「禅戒」巻所収)で四衆一等の授戒作法...大乘寺式授戒会作法に於ける「七衆一羯磨」の根拠について

  • 2021/06/10 23:58
    悪霊撃退の心構えって?

    悪霊なんて、自分で撃退したいよね。でも、そんなことできるようになるには、どうしたらいいの?なーんて疑問もってる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『日本を救う陰陽師パワー公開霊言安倍晴明・賀茂光栄』(幸福の科学出版)で、安倍晴明と宮中で人気を二分していた陰陽師(おんみょうじ)・賀茂光栄(かものみつよし)の霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。やはり、念力を鍛えなければいけません。あなたがたを見ていると、まだ、「念力を鍛える」ということを知らないようですが、やはり、人には念力というものがあるんですよ。まだ十分に念力を使えていないようですね。だから、念いを集中させ、それをレーザー光線のように放射する術をマスターしないといけません。霊言もそうですけれども、幸福の科学には、受動的立場、受け身の立場...悪霊撃退の心構えって?

  • 2021/06/10 09:24
    6月10日 時の記念日(令和3年度版)

    今日6月10日は「時の記念日」とされる。『日本書紀』「天智天皇十年四月辛卯」条に、日本で初めて「時の鐘」が打たれたことに由来するという。この時の時計は、「漏刻」といって、水時計であった。それから、先の天智天皇の事績の日付は、「天智天皇10年4月25日」なのだが、これをグレゴリオ暦に変換すると「671年6月10日」となるため、今日をもって、時の記念日としたとされる。なお、以前に書いたことがあったが、道元禅師が開かれた当初の永平寺では、やはり「漏刻」を使用していた。諸寺、漏刻を直歳司に置き、人工両人これを知らす。『永平寺知事清規』「直歳」項ここに見るように、道元禅師は漏刻を直歳寮に置いて、漏刻担当の人工2人が、時刻を全山に知らせるように指示しておられる。なお、指示の方法は鐘や太鼓の音だったと思われる。ただ、これが夜...6月10日時の記念日(令和3年度版)

  • 2021/06/09 11:50
    夏場の法衣の洗濯について

    まだ、日本列島は梅雨の期間中ではあるが、夏場に備えて学んでおきたい一節を見付けたので、採り上げておきたい。垢膩衣、垢はあかづき、膩は油らついたもの、律部にあることしや、伴僧抔に出たときは見苦い、今日洞家の雲水は、貧なれば、夏は洗濯するがよい、面山瑞方禅師『宝慶記聞解』(明治11年版)乾巻・25丁裏、カナをかなにするなど見易く改める短い一節ではあるが、色々と思わせるところがある。まず、この一節は以下の文章への講義となっている。垢膩衣を著けるべからず。『宝慶記』第4問答これは、如浄禅師が「第一初心の弁道功夫の時」に注意すべきこととして挙げた教誡に見えるものである。あくまでも、初心の弁道功夫であるから、後に長じたときには実践する必要が無くなることも多い。それを意識して読まないと、ただの戒律のようになってしまう。そこで...夏場の法衣の洗濯について

  • 2021/06/09 00:28
    山田太一脚本NHKドラマ「シルバーシート(シリーズ男たちの旅路)」

     当時リアルタイムで観た「男たちの旅路」シリーズ、面白かった。なかでもこの「シルバーシート」は強く印象に残ってる。 老人ホームの年寄りたちが突然、都電車両をジャックし、要求を訊かれても言わずに、ひたすら籠城し続ける話。   今の若者が見れば「いい気

  • 2021/06/08 21:46
    いつも他人から害されてるって?

    私って、いつも他人に害されてる気がしてるの。どうしたらいいの?なーんて悩み抱えてる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『「幸福になれない」症候群』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。自分がいつも他人から害されていると思っている人は、過去に必ず何か痛い経験をしており、それがずっと尾を引いていることが多いのです。(中略)しかし、それは必ずしも他人のせいばかりではありません。いつも人から害されていると思っている人には、一つの共通した特徴があります。それは「自分はいつもいじめられているのだ」という雰囲気をまわりに漂わせているということです。いわゆる「いじめられっ子」の雰囲気が漂っているのです。そうした人にかぎって、自分の弱点を容易に外にさらけ出してしまい、その傷口の部分を他の人につつかれることがあります...いつも他人から害されてるって?

  • 2021/06/08 07:47
    天童如浄禅師の「髪を焼いた話」

    我々は現在、下水道がだいたい全国どこでも敷設されているから、髪を剃った後、それは大体風呂場で流したりしているとは思う。もちろん、新聞などを敷いて剃って、捨てているという人もいるかもしれない。それで、この辺、かつてはどうだったのか?という話をしたいのだが、道元禅師の本師・天童如浄禅師には、以下のような上堂語が知られているので、紹介しておきたい。煆髪上堂。活剗の群牛、脳後の毛。風吹き日炙りて腥臊を転ず。狼藉に堪えず天地を薫ず。罪悪重きを将って業火焼く。恁麼に見得すれば、切忌すらくは死灰に舍利を尋ねんことを、臭烟蓬㶿の焔頭より高し。『如浄禅師語録』まずは簡単に意味を採っておきたい。活き活きとして表面の体毛が削られた牛の群れの頭の後ろに生えていた毛は、風が吹き太陽が炙るように照らして焼かれ、大変に生臭いニオイを発してい...天童如浄禅師の「髪を焼いた話」

  • 2021/06/07 19:21
    一神教と多神教って?

    宗教って、神さまは一人だっていうのかと思うと、神さまがたくさんいる宗教もあるんでしょ。どっちがほんとなの?なーんて疑問もってる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『霊的世界のほんとうの話。』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。神が唯一であるならば、「自分のところに降りた神が本物であれば、ほかのところに降りる神は本物ではない」ということになります。(中略)これは、歴史上、人類の大きな憎しみと闘争を生んだ考え方です。一つの宗教が起きるときに、そのなかで中心的な指導霊となる、神格を持った魂が一人であることは、確かによくあることです。特定の人が中心的に指導していることがあります。そのため、「私の教えに基づいて行動しなさい」と言うことはあります。しかし、それは、「その人以外に他の神がいない」ということを意...一神教と多神教って?

  • 2021/06/07 07:25
    鈴木正三『麓草分』「剃髪受戒時可著心事」について

    少し前のことだが、江戸時代の鈴木正三(1579~1655)『麓草分』の江戸期版本(一応、安政6年という刊記はあるが、正しいのか不明)を入手しており、今回はそれを読み解いていきたい。なお、同書の内容などは、拙Wikiの『麓草分』をご参照願いたい。ということで、この記事では同書の第一章というべき「剃髪受戒時可著心事(剃髪受戒の時、心を著くべき事)」を見ていきたいと思う。同章の冒頭では、まず『麓草分』という文献名の意味が明示される。一仏道修行に赴く人は浅きより深きに入、麓の草を分て頂上に登る可し。修行未熟にして向上に至る事かたし。意を得処は古徳直示の手段に眼を著くべし。安政6年版『麓草分』1丁表、カナをかなにするなど見易く改めたまずはこの箇所である。正三は仏道修行について、草を分けて山に入り、麓から頂上に登るようなも...鈴木正三『麓草分』「剃髪受戒時可著心事」について

  • 2021/06/07 01:21
    「自分」と「死」の絶対矛盾をめぐる会話

    ある日の会話。 「どんなふうに自分の人生をコーディネートしようと考えてみえるんですか、これから」 「まあ、どう転んでも死ぬしとおもって。 あんまりじたばたしてもしょうがないなって感じですけどね…なんかもう…破れかぶれみたいな感じです。 これはどう考えても負

  • ブログみる【初心者カメラ教室】写真・カメラの情報をブログみるで閲覧する方法とは - ぎんがのカメラブログ
  • 2021/06/06 21:58
    ほんとに念いが実現するの?

    念いは実現するっていうけど、ほんとなのかな?なーんて疑問もってる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。まず、「念いは必ず実現していくのだ」ということを信じることです。十年、二十年、三十年と時がたてば、念いは必ず実現します。たとえ、この世において完結しなくとも、霊界まで通して見れば、実現するのです。たとえば、イエス・キリストのように、この世においては、「救世主になるつもりでいたけれども、十字架にかかって死んだ」という人もいます。この世だけで切って見れば、念いは実現していないように見えます。伝道に失敗したように見えます。(中略)ただ、その救世主としての願望は、長い時間において、見事に達成されているのです。そのように、「念いというものは、一定の時間内では成...ほんとに念いが実現するの?

  • 2021/06/06 08:22
    6月6日 いけばなの日

    今日6月6日は、いけばなの日らしい。・6月6日は「いけばなの日」(公益財団法人日本いけばな芸術協会)上記の通りなのだが、6月6日という日付については、稽古事を始めるには6歳6月6日が良いとされるため、この日が「いけばなの日」になったらしい。冷静に考えてみると、稽古事なら何でも良いということになりそう・・・ところで、いけばなといえば、伝統的な芸術になるが、歴史的には仏教の影響があったともされる。・いけばなの歴史(池坊)・いけばなの歴史(いけばな草月流)いけばなの起源は一般に、仏教とともに伝来した仏前の供花にあるとしている。ただし、神を招く依り代として常緑樹を立て、花を飾った日本古来の習俗から来たものとする説もあるというが、正直、神道の説は信用出来ないことが多いからな。ここでは、仏教を採っておきたい。仏教の場合、以...6月6日いけばなの日

  • 2021/06/06 01:26
    「1日2食、あとは何でもいい」では、当然トラブル

     体調がよろしくない。  テレビで医者が言っている。1日3食がベスト。1日1食は血糖値急上昇を伴いインスリン障害、糖尿病の道を進むことになる、1日2食も良くないと。   一人の例外もなく老病死する人生の事実全体を、医者は直視していない。   

  • 2021/06/06 00:07
    誕生日の Orgelkonzert たまさかの オルガンコンサート

    先日の 誕生日に  街中の 大きい教会に行きました  教会に着いたら 偶然にも  オルガンコンサートが 始まるところでした  たった15分でしたけれど  誕生日にコンサートがあるなんて  うれしい

  • 2021/06/05 22:31
    宇宙の邪神って?

    大宇宙には、地球を超えた神さまとかが、いるのかなあ?なーんて疑問もってる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『地球を守る「宇宙連合」とは何か』(幸福の科学出版)で、公開霊言の一種として、アンドロメダ銀河の総司令官と自己紹介する古い霊人の言葉(霊言)を、このように伝えておられます。まあ、あなたがたはまだ知らないだろうが、宇宙にも、「われわれが正義と考えている考え方を信奉する勢力」と、「まったく違った思想でもって宇宙を統治しようとする勢力」とがあるんですよ。ですから、われらから見れば、邪悪なる神、つまり「宇宙の邪神」がいて、彼らはそれを信奉していると見ています。(中略)少なくとも、彼らには、「強さ」を正義と考えているところがあります。もちろん、正義のなかには、強さも必要だと思います。やはり、強くなければ、人...宇宙の邪神って?

  • 2021/06/05 09:20
    洞門授戒会に於ける授与者の変遷

    これまで、【菩薩戒授与に於ける三師について】や【宗門授戒会の三師について】という記事の中で指摘したように、現行の宗門授戒会について考えてみると、理念的な三師(戒師:釈迦牟尼仏、羯磨師:文殊菩薩、教授師:弥勒菩薩)と、具体的な三師(戒師、教授師、引請師)という二重構造になっていて、しかもその両者の関係性は一様ではないという不思議な状態なのである。ところで、「菩薩戒授与」に於ける「三師」について考えてみる際に、以下の一節を学んでおきたい。・『梵網経』には、和上・阿闍梨の二師を請じて、仏像前において梵網戒の受戒をなす作法が示されていますが……・この梵網戒の受戒作法を明かす『授菩薩戒儀』がありますが、これは『観普賢菩薩行法経』に説く受戒作法を受けて、釈迦如来を「戒和上」に請じ、文殊菩薩を「羯磨阿闍梨」に請じ、弥勒菩薩を...洞門授戒会に於ける授与者の変遷

  • 2021/06/04 22:09
    不治の病って?

    不治の病で苦しんでる人がいるんだ。どうしてあげればいいの?なーんて悩み抱えてる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『奇跡のガン克服法』(幸福の科学出版)のまえがきで、こう説いておられます。現代人は実に多く病気で悩み苦しんでいる。しかも医学が進歩すればするほど、病名も多岐にわたって、平均寿命が伸びるとともに、難病奇病も数多くなっている。なかには病気のデパートのようになっている人さえいる。しかし、真実は一つである。人体は、ゆっくりとではあるが、「川の流れ」のように変化し続け、同じ姿をとどめおくことはできない。心の力が自分の体をつくりかえていくことが可能なのだ。しかもその際、信仰心が強力なパワーとして働き始める。信仰の名の下に、理想的な自己像を心に描くがよい。ガンをはじめ、医学的に不可能とされる治癒例が数多く...不治の病って?

  • 2021/06/04 09:19
    何故、出家者は髪を剃らねばならないのか?(2・釈尊編)

    以前、【何故、出家者は髪を剃らねばならないのか?】という記事をアップした後で、色々なご意見を頂戴した。そこで、そのご意見の中で、幾つか検討しておきたいことが出て来たので、その辺も見ておきたい。まずは、釈尊自身の浄髪(剃髪)についてである。気になって調べていたら、興味深い一節を見出したので、参照しておきたい。問うて曰く、「仏、常に剃除するや不や」。答えて曰く、「爾らず。仏の髮、常に剃髮後一七日の状なるが如し」。『薩婆多毘尼毘婆沙』巻8この、『薩婆多毘尼毘婆沙』という文献は、薩婆多部(説一切有部)の毘尼(律)への毘婆沙(註釈)であるから、『律』そのものではなく、註釈となる。その中に、仏の髪についての言及があったので、採り上げてみたのである。それで、或る人が仏に、「仏は常に浄髪をしているのでしょうか?」と尋ねたところ...何故、出家者は髪を剃らねばならないのか?(2・釈尊編)

  • 2021/06/04 07:18
    探検474 奇ッ怪空間!熱田の杜

    「土偶」とは、一般的にはこのような説明になっています。~人間(特に女性)を模して作られた土製品~ただ、どんな目的で作られたかという点については、諸説あるものの、じつのところはよく分かっていないのが実情のようです。ただ、そうした「土偶」が由緒ある神社の境内

  • 2021/06/03 22:21
    経済学の問題点って?

    経済学って、やっぱし合理的で知的だし、すごい学問だよね。そう思わない?なーんてこと考えてる人、いませんか?幸福の科学の大川隆法先生は、『知的青春のすすめ』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。今の経済学には二つの問題があります。一つは、とにかく、「標準的人間」というものを考えることです。「経済的人間(ホモ・エコノミクス)」という、「思想も信条もない、単に利害だけで動く人間」というものを想定して学問を組み立てているんですね。そういうことは、この世的には、ほんとうはありえないことです。人間は感情を持っています。感情もあれば好き嫌いもあって、もう千差万別なんです。だから、それについては体系化できません。人々の感情や好みを体系化することはできないため、それらを一切、無視して、「経済的人間」なるものを想定し、「こう...経済学の問題点って?

  • 2021/06/03 07:54
    「清浄なる行者 破戒の比丘」の続きの続きの話

    以前、【「清浄なる行者破戒の比丘」の続きの話】という記事を書いたのだが、更にその続きである。勅問の九に曰く、経に曰く、清浄の行者、涅盤に入らず。破戒の比丘、地獄に入らず、と。清浄の行者、涅盤に入るべし。什麼と為てか入らざるや。破戒の比丘、地獄に入るべし。什麼と為てか入らざるや。師曰く、涅盤と地獄の二見を存するは、小乗の見解なり。善悪不二、邪正一如の処に於いて、什麼をか清浄・破戒を論ぜんや。円覚了義経に曰く、衆生と国土、同一の法性なり。地獄と天堂、皆な浄土と為す。一切の煩悩、畢竟解脱す、云云。然れば則ち、涅盤の求むべき無く、地獄の厭うべき無し。何ぞ清浄・破戒を論ぜんや。瑩山紹瑾禅師『十種疑問』第9問答、『曹洞宗全書』「宗源(下)」巻・497頁上段、訓読は拙僧これは、伝承としては、瑩山紹瑾禅師が後醍醐天皇からの勅問...「清浄なる行者破戒の比丘」の続きの続きの話

  • 2021/06/03 00:59
    映画「殯の森」

     この映画を知るまで         殯 という言葉を一度も聞いたことがなかった。だから、意味はもちろん、読みさえも知らない。  エンドロール直前に殯(もがり)の説明文が出る  敬う人の死を惜しみ、しのぶ時間のこと またその場所の意… と。 www

  • 2021/06/02 09:06
    百丈懐海禅師の持戒論

    とりあえず、以下の一節をご覧いただきたい。問う、如今の出家、受戒して、身口清浄にして、已に諸法を具す。解脱を得るや否や。師云く、少分の解脱なり。未だ心解脱を得ざる。亦た未だ一切処解脱を得ざる。『百丈広録』巻3この『百丈広録』とは、馬祖下の『四家語録』に収録されているもので、「巻3」とはなっているが、これはその全体が伝わっているわけではなく、ごく一部のみ閲覧可能である。既に11世紀頃には存在したようだが、現存しているのは17世紀以降の版本とされる。そのため、本書だけでは百丈懐海禅師の思想の全てに触れることは出来ないが、その中でも禅籍には珍しい戒律に関する考えが見て取れたので、学んでみたい。まず、この問答の質問者は、最近の出家は受戒して身体と口(言葉)とが清浄になっており、しかも、既に諸法も身に着けている。これは解...百丈懐海禅師の持戒論

  • 2021/06/01 21:48
    宇宙人リーディングの真実性って?

    幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。

  • 2021/06/01 08:24
    今日は六月初一(令和3年度版)

    今日は6月1日である。この日、古来の曹洞宗では、普請坐禅をせずに、随意坐禅を行っていたとされる。それで、いつもはその日の上堂を採り上げるのだが、今日は少し別の様子の上堂を採り上げてみたい。普済善救禅師(1347~1408、峨山韶碩禅師―通幻寂霊禅師―普済禅師という嗣法の系統)の語録から、早速本文を読んでいこう。閏六月旦の上堂。三半の一閏、最初の日。六月の炎天、我の如くは何ぞ。熱殺闍梨能く活かすべし、揚眉当面に早く蹉過す。『普済善救禅師語録』要するに、太陰暦の頃に存在していた、「閏月」としての「六月旦(1日)」の上堂である。よって、この年は、夏安居が九旬ではなく、十二旬であったことも分かる。記録上は普済禅師も何も述べてはおられないようだが、しかし、間違いなくこういう年は、十二旬であった。さて、まず、「三半の一旬」...今日は六月初一(令和3年度版)

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